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夏セミ

Author:夏セミ
第23回 学生・研修医のための家庭医療学夏期セミナー
日時:2011年8月6日(土)~8日(月)
場所:筑波大学

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日本プライマリ・ケア連合学会         学生・研修医部会
部会の活動内容、第23回 学生・研修医のための家庭医療学夏期セミナー運営のスタッフの活動を紹介していきます☆
亀田ファミリークリニック館山院長 岡田唯男先生講演
名古屋市立大学医学部2年の河辺綾美です。

2011年11月7日(日) 15:00~17:00
筑波大学でのスタッフミーティングの後、亀田ファミリークリニック館山の院長でいらっしゃる岡田唯男先生の講演をお聞きしました。
家庭医療とスポーツの親和性や、家庭医の介入による思春期の行動変容など、様々な切り口から家庭医の専門性について話していただき、とても有意義な時間を過ごすことができました。

私は、この講演で初めてお聞きして印象的だったことがあるので紹介します。
「エビデンス診療ギャップ」という言葉、みなさんはご存じですか?
これは、患者にとって間違いなく有効な治療があるのに実際の現場では活用されていないことを指します。
なぜ患者のもとに治療のエビデンスを確実に届けられないのか。
そこには「エビデンスパイプライン」という7つの障害があって、各段階で患者へと届けられるエビデンスが減衰してしまうそうです。
このギャップを埋めるのが臨床医の仕事であり、特にこの減衰をなくすために専門性を発揮できるのが家庭医なのだということです。
7つの障害の中には、患者の同意や遵守が含まれるので、患者に行動変容を促すのに優れた力を持つ家庭医が活躍できるのかなぁ…とも解釈してます。

行動変容に関わることでもう1つ紹介します。
人の死因を根本にたどって突き止めた場合、本当の三大死因は「タバコ・乏しい食事と運動不足・アルコール」という生活パターンになるのですが、このような不健康な生活習慣はほぼ思春期に固定されるそうです。
思春期のような多感な時期は、最も医師にかからないときだと言えると思いますが、家庭医ならば、学校に出向いたり家族と話したり、いろいろな角度から行動変容を促して生活習慣の形成に関わることができますよね。

これらのお話を聞いて、あらためて人々の生活により身近な立場から介入できる家庭医の魅力を実感しました。
行動変容って、慢性疾患を出さないようにしたりリスクのある人を早期に改善したりするためにとても重要な役割を果たしていて、それこそ根本治療につながるものじゃないかと思いませんか?
そんなところに携わってゆける家庭医の仕事に、私はとても強く惹かれます。

以前にも、東海地方での勉強会で岡田先生の講演をお聞きしたことがあるのですが、それは私が家庭医の世界にのめりこむきっかけとなったものなので今回の講演もとても期待していました。
やはりたくさんの刺激をいただき、とても勉強になりました!!
これからもスタッフとして、アツい先生方や仲間とともに、家庭医療に!夏期セミナーに!!!没頭して活動してゆけることが楽しみです♪

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【勉強会】医学生のためのビジネスマナー報告
今回のセミナーは、賀来先生が家庭医療学会が主催する夏期セミナーで持っているセッション「家庭医・研修医・医学生に必要なビジネスマナー」の内容をメインとして、賀来先生がこれまで培ってきた知識・ノウハウを活かして、病院見学・病院実習に行く時のポイントや、実際にインタ-ンシップを作ってみる、というセミナーを行いました。
 2日間のセミナーでしたが、1日のみ参加の方を含めて合計41名の参加者(学生40名・MP社1名)に恵まれました。

 それでは、それぞれのセッションについて短い説明及びコメントをさせていただきます。

 セッション1「病院実習の行き方・臨床研修病院の選び方」

 賀来先生の「GoodDoctorNet Jr.」での連載記事などを事前に読んでもらい、それぞれの質問に答えていく、という講義型式のセッションでした。
 その場での質問も多く、また、賀来先生も伝えたいことがたくさんあったために、18時終了予定だったのが、19時半までかかってしまいました…


 セッション2「医学生に必要なビジネスマナー」
 今回のセミナーのメインセッション。医学生が普段学ぶことのない、ビジネスマナーをご教授いただきました。具体的には「あいさつ」「電話応対」「時間管理」について。意識しないとなおざりになってしまう部分でありますが、とても大事なことだと実感しました。


 セッション3「病院を知るためのポイントとは~就活のための病院実習~」

 6グループそれぞれが違う病院を受け持ち、その場所の特色を活かしたインタ-ンシッププログラムを考えるというセッションでした。病院側の目線を持つことで、「自分はどんな実習がしたいのか」「どんな実習だったら多くの人が興味を持ってくれるのか」など、病院を知るためのポイントを自分達で作りながら見つけていく、という内容でした。学年別でプログラムも分ける必要もある、ということも感じました。



 最後に。
 全てのセッションを通じて、みなさん積極的に参加なさっていました。セミナーを開催することができて、無事に終えることができて、とても良かったです。反省することも、得られたこともたくさんありました。本当にありがとうございました。
今回、ビジネスマナーセミナーを行うに当たって、まず賀来先生に感謝します。
講師としてだけでなく、広報活動も行って下さいました。
 また、上畠さんにも感謝。賀来先生と同じく、自分ではどうしようもなかった広報の部分を積極的に行っていただきました。
 他にも、中村明雄、山本愛ちゃん、夏期セミナースタッフではないけども手伝ってくれた順天堂の後輩3名には本当に感謝です。
 
(文責:順天堂大学5年佐藤晋平)


以下、アンケート結果

1/30,31「医学生のためのビジネスマナーセミナー」アンケート結果
(作成:佐藤晋平 順天堂5年)

①アンケート回収率:33/39(84.6%)(主催・佐藤を含む。)

 母体数にしてみれば回収できた、と考えるべきであろうか。

②参加学年

2 3 4 5 6 その他 計
5 14 10 8 1 1 39
12.8% 35.8% 25.6% 20.5% 2.5% 2.5%

 臨床講義やポリクリが始まり、病院実習に行くことに対して関心がわく3、4年が多かった印象を受ける。5年ではもう病院見学に行ったことがある人間も多く、さらに考えを深めていったのではなかろうか。
 それ以上に、2年での意識の高さや、6年の国試前にも関わらず参加していただいたことには感服する。

③セミナーを知ったきっかけ

ML クチコミ その他 計
21 10 1 32
65.6% 31.3% 3.1%


 MLが多い。実際、自分のクチコミはM5のMLをM3のスタッフをお願いした人に転送した結果であり、MLの力の大きさを感じる。

④セミナー開催時期について

満足 他の時期が良かった 無回答 計
29 3 1 33
87.9% 9.1% 3.0%
希望時期:3月上旬 2 3月下旬 1

 ほとんど満足であったが、春休みに入るであろう3月を希望する意見も見られた。

⑤土曜と日曜どちらが良いか

日曜日 土曜日 二日に分ける どちらでも良い 無回答 計
10 16 3 2 2 33
30.3% 48.4% 9.1%% 6.1% 6.1%

・どちらでも良いので1日開催の方が嬉しい
・遠方の人は大変なので1日の方が嬉しい
と一日のみを希望する意見があった




①プレセッション「病院実習の行き方・臨床研修病院の選び方」
 
1 2 3 4 5 計
0 1 6 5 11 23
0% 4.4% 26.1% 21.7% 47.8%

(5点)
・大学内では周りも大学内に残る傾向が強く、それで良いかなと何となく考えていましたが、
今回参加し違った視野を広げることも大切だと感じました。今回(土)しか参加できず残念です。
また、ぜひこのような機会があるといいです。
・参考文献を提示していただいただけで、感謝です。
・今まで何も考えていなかったので焦り始めました。とても参考になりました。
ありがとうございました。これから実習に行ってきます。
・全く知らない状態だったので、一気に知識が増やせました。
・時間が短かった。
・学校にいるだけでは考えることがなく
そしてとても気になる所だったので大変参考になりました。

(4点)
・事前に知らされた時間よりも長くなったため最後まで居られなかった。とても残念だった。
事前に、正確な終了時間がわかるとよかった。
・少し長く、基本的なことが多かったように思います。
URL一覧だと見づらい(どれを見たら良いかわからない)ので、
参考資料(基礎知識)(←せめて、初期、後期についてなど)のプリント・事前勉強会があると
良かったかな、と思います。(開催側にとっては手間になると思いますが。)
・「選び方」ということで「方法論」をしることができ、参考になりました。

(3点)
・臨床研修病院選びをする上で、大変参考になるものでした。
まだ病院見学に行ったことがないので、実際の病院見学の申し込みの仕方や、エントリーシート
の書き方なども教えて頂けたら尚良かったです。
・色々な知らないことを知れてよかった。けど少し思っていた内容と違っていたので残念でした。
・保険のことなど大変勉強になりました!時間が延びてしまったのが少し残念でした。
ですが、参加してよかったです。

(2点)
・ごく一般的な話に終始していたので目新しいものはありませんでした。
ただ、最終的には「自分の足でさがす」ということを再確認できてよかったです。





②セッション1「医学生のためのビジネスマナー」

1 2 3 4 5 計
0 0 2 12 15 29
0% 0% 6.9% 41.4% 51.7%

(5点)
・学ぶ機会がなかなかないので良い勉強になりました。
口に出して練習していないととっさに出てこないものだと思いました。
・電話応答等練習させてもらえて非常に勉強になりました。
・自分で勉強するしかない内容だから、勉強会としてあれば勉強しやすい。
・特に、電話のかけ方がためになった。
・大切だけど、普段なかなか学ぶことができない内容を学ぶことができて本当に良かった。
・習わなくても何とかなる分野だからこそ、こういった常識も教わらずに現場に出ることの
恐ろしさを感じます。今回、こういった機会を提供していただき本当にありがとうございます。
・社会人として、社会に出る際のマナーというのは医学部教育では行わないので、
当たり前の内容でしたが、その当たり前のことをきちんとやるべきだと今日改めて認識しました。
・普段大学で学べない内容で、かつ社会に出てから必要とされる内容だったと思います。
ありがとうございました。
・しっかりと学べてとてもよかったです。
・なかなか学ぶことのできない一般常識を知れてよかったです。
・実際に電話をかける練習の中で、緊張もして、勉強になりました。
・就活生になった気分でした。医師が一般人と同じマナーを持つことを期待します。

(4点)
・普通の大学と違い、医学部はこのようなビジネスマナーを学ぶ機会がなかったので
大変ありがたかったです。
・常識がないので、メールの正しい出し方なども教えていただけたならさらに嬉しかったです。
・他では聞けない「医学生」向けのビジネスマナーのセミナーは目から鱗でした。

(3点)
・すみません、自分が遅れてしまい、お話が聞けませんでした。









③セッション2「病院を知るためのポイントとは~就活のための病院実習~」

1 2 3 4 5 計
0 0 2 6 18 26
0% 0% 7.7% 23.1% 69.2%

(5点)
・自分で研修内容を考えてみると見学する際に参考になる。
・マイリストが少し出来ました。ありがとうございました。
・まだぼんやりとではありますが、ポイントのつかみ方が少しわかりました。
・病院実習について理解を深めることが出来た。
・学生目線から「こういう実習がしたい」と思うことは多々今までもあったのですが、
他の意見を拝聴する中で「こういう実習もあるかな」という気付きがあり興味深く感じました。
・プログラムを作ってみて、チェックリストが明確になった。
・病院実習に行く際の視点を持つ上で、今回の実習は病院側からのアプローチだったので、
非常に有意義なセミナーだったと思います。
・私はまだ病院見学に行ったことがないのですが、今回のセミナーを受けて
いこうという気持ちになりました。
・本当に勉強になりました!ランク付けは不要ですが、ランク付けしていただいて優勝したかった
です。ぜひ順天堂の部活で行いたいと思います。
・自分でチェックポイントを考えることや、話し合って理想のインタ-ンシップを作るということが、
かなり参考になってとても良かったです。
・病院側から研修プログラムを考えることで、自分の病院実習に求めることが具現化し、とても
良かった。決まった時間、人員からいかに魅力的なプランを考えるということは、現実と理想の
折り合いを考えながらの作業で、とても面白かったです。

(4点)
・自分が病院見学に求めているものが病院見学プログラムの作成を通して少し見えた気がして
よかった。
・最後の反省の時の目的?がよくわからなかった。
でも、自分もプレゼンしたり、人の発表を聞くのはとても勉強になりました。
研修病院側に立って考える機会があって良かった。
・とても楽しかったです。今回のようなプログラムがある病院(=学生に対してやる気のある病院)
に行ってみたいと思いました。





④家庭医学会夏期セミナーへの関心

気にならない 気になる タイミングが合えば参加してみたい 計
4 12 13 29
13.8% 41.4% 44.8%

⑤家庭医療への興味

なし 関心あり 知っておきたい 家庭医になる 計
1 10 15 2 28
3.6% 35.7% 53.6% 7.1%

⑥メールなどに関して
・アドレスを変更してしまったためもしかしたらつながらなかったかもしれません。
 申し訳ありません。
・丁寧な返信ありがとうございました。
・とても丁寧で助かりました。ありがとうございました。これからもよろしくお願いします。
・ML送信なども含め、セミナーの準備おつかれ様でした!参加出来て良かったです。ありがとうございました。
・適切だったと思います。
・事前資料、届きませんでした…。
・メールに関して特にないです。
・場所の変更や、懇親会についてなど細かに連絡してもらえて助かりました。
運営おつかれ様でした。ありがとうございました。
・素敵でためになるセミナーにお招きいただきありがとうございました。Staffの皆さんお疲れ様でした。
・大変有意義なセミナーをありがとうございました。



~感染症診療の原則と急性咽頭炎(感想)~
前回のブログ記事「感染症診療の原則と咽頭炎」の続き、~感想編~です。
まだの方は、前のブログもぜひぜひチェ――ック!!

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感想:


初の感染症勉強会ということでかなり内容構成に悩みました。
多種多名な微生物、抗菌薬の登場は極力控えており(所々既学習者が喜びそうなネタも挟んでますが)、基本的な考え方と病歴や身体診察の重要性が伝わっていればよいな、と思います。ぜひ参加していただいた方に感想・ご意見を頂きたいところです。是非よろしくお願いします!
  (筑波大5年森永康平)


感染症分野は学校で「感染と防御」という授業のカリキュラムの中にウィルス学、寄生虫学、細菌学が並列して単純な暗記物として習いました。その中でも臨床感染症勉強会のメンバーに参加している私は感染症の重要性は理解しつつも、授業の内容が全く理解できずにいました。
しかし、森永さんから言われた「黄色ブドウ球菌と広節列頭条虫が並列して学ぶが、出会う頻度は大きな差がある」という言葉。臨床で本当に必要な知識というものが、この勉強会に参加して少なからず見えました。まだまだわからないことだらけですが、臨床感染症の勉強会は今後4年からの臨床医学を学ぶ上でも必要となる道しるべになると自覚しました。これからも参加していきたいです。
  (東海大学3年上畠篤)


今回初めて「感染症」の勉強会に参加させていただいたのですが、僕の予想していた基礎病理的なものとは違い、臨床に即した考え方を主に扱われていたため、自分にとってとても有意義なものとなりました。
特に自分にとって一番タメになったのは、臨床症状をみてからの感染症診断に至るプロセスです。
勉強会に参加する前までは、発熱、咽頭痛、咳嗽、倦怠感など複数の感冒様症状をみたらすぐ感染症を思い浮かべ、起因菌の同定などに意識がいってしまっていましたが、それは除外診断を原則とする臨床的な考え方とは真逆にいくもの。
いきなり感染症、ではなくまず非感染症「VINDICATE+P」を除外することから始める思考法は、誤診を避けるというより患者のために丁寧で適切な診療を施す上で、非常に有意な診察法に思えました。
どの診療科にいっても必ず関わることになる感染症について、今回入門者の僕にも分かりやすく導入から実践まで講義してくれた森永さん、そして勉強会を支えてくださったその他の方々にもこの場を借りて心より御礼申し上げます。
  (A.N)
 

「医学生・研修医のための臨床感染症勉強会」に所属している筑波大森永さんのプレゼンによるセミナーでした。
今回は、症例をもとに、患者の背景やどの臓器が侵されているかなどの情報をもとに原因微生物の鑑別をし治療薬を決定していくという作業をしました。鑑別をあげる際は、グループでディスカッションをして他の方の考えを聞いたのですが、たくさんの鑑別があがり、みなさんの知識の深さに驚きました。
大学でみる患者さんたちは、大抵の方は抗菌薬を服用されています。ですが今まで私は、感染症の知識は必要と思いながらも、難しそうというイメージが強くさけていたところがあります。
しかし、今回感染症診断のプロセスや考え方を教えていただいたことで、感染症についての取り組み方を学べた気がします。これを機に積極的に感染症を学びたいと思いました。まずは、実習で受け持つ患者さんの服用している薬がなぜ必要なのかというところから入っていきたいと思います。
  (自治医科大学4年 山本 愛)


2009年12月27日(日)





~感染症診療の原則と急性咽頭炎~
新年明けましておめでとうございます
お正月に大好きなお餅の食べすぎで3kg増量しました生田@島根大学です。
いや~、怖いですね、炭水化物!!

そんな話はいいとして…
やって参りました、2010年
今年も皆さまにとって素敵な一年となりますよう。。。


さて、今回は2009/12/27に順天堂大学で行われた
勉強会「感染症診療の原則と急性咽頭炎」の報告です

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医学生・研修医のための臨床感染症勉強会 共催企画
 ~感染症診療の原則と急性咽頭炎~

                      筑波大学医学専門学群医学類5年
                  家庭医療学会学生研修医部会 スタッフ
                                森永康平

目的
感染症はどの診療科に行っても関係してくる疾患であり、抗菌薬を処方しない診療科はない。また、当然ながら家庭医にとっても感染症は大切である。
今回、医学生・研修医のための臨床感染症勉強会との共催で感染症診療について学ぶ機会を設けた。2009年12月27日(日)に順天堂大学で行われた。


概要
1.医学生研修医のための臨床感染症勉強会(以下、感染症勉強会)の活動紹介
今回は参加者に日本家庭医療学会 学生研修医部会のスタッフの方もいらっしゃったので、既にグループページに掲示してある「勉強会概要」・「企画に寄せて」に書いてある内容を軸に(大まか内容は変えずに)活動を紹介しました。
現在ML上で行っているIDATENケースカンファのフィードバックも紹介しています。

2.臨床感染症の考え方(基本原則)
基本的には青木先生のレジデントマニュアルに記載されている感染症診療の4原則「臓器/解剖、微生物、治療法、治療効果の判定」に沿い説明し、一部現在の自分の解釈・提案を加えて発表を行いました。4つの原則の中心に「背景」という項目を意識してはどうか、というものです。
自分の考える”背景”というのは残り4原則の全てに影響を与えうる情報を指し、個人の器質的な因子や行動様式から、社会的な要因を意味しています。
具体例を上げますと以下のような内容です。

患者さん個人の因子:成人vs小児 男vs女? 免疫抑制状態 シックコンタクト 既往歴 予防接種 生活状態 常用薬 アレルギー ペット、性的活動、最近の外傷、気管挿管、尿カテ、CV、 ・・etc
・周囲の因子:国内or海外(地域), 市中or院内 季節性の感染症 国内での予防接種の現状、地域での抗菌薬耐性化情報 近隣薬局の抗菌薬の取り揃え ・・・etc
おそらくこれらの「背景」をしっかり掴むのに必要なのは丁寧な漏れの無い病歴であり、身体診察であり、事前の情報収集(患者さんの既往歴から自分の職場の地域性の理解まで)なのではないかと推測します。


3.咽頭痛のケーススタディ
ここからは参加者を3つのグループに分けて進めました。
・症例提示

・咽頭痛の鑑別疾患をグループで列挙(非感染性→感染性の順で。VINDICATE+Pの考え方を参考に。)

・上記疾患を鑑別するために必要な、追加する病歴・身体診察を考察、司会者に質問→回答

・さらに追加された情報をもとに、どの疾患の可能性が上がるか、最終的にどの疾患が一番可能性が上がるかをグループで発表。

・症例のその後(診断名。治療方針。)

・講義(解説・振り返り)

以上の順で行っています。

講義では咽頭痛を引き起こす原因疾患のcommonなもの(ウイルス、細菌、伝染性単核球症)、見逃してはいけない重大・緊急疾患(急性喉頭蓋炎・化膿性合併症)とその所見について、GAS(溶連菌)による細菌性咽頭炎を逃さない理由、Centor scoreを説明しました。

・2で扱った感染症診療の原則に基づいてケースを振り返り

・議題”咽頭炎を見た患者全てにHIVを疑うか?その検査を行うか?”の提供
 (これはもう少し時間をとって行いたかったですね・・・)

配布プリント
1.グループワークのためのメモ
2.急性咽頭痛のまとめ(ポイント、必要な病歴・身体所見)


参加者:
学生12人、医師1人


感想:
次のブログ記事に掲載
(次のブログ記事へGO



田頭弘子先生「イギリス留学について」~part2
10/25のスタッフミーティングの際に行われた
田頭弘子先生 の講演 イギリス留学について
の徳島大学4年米原さんの感想です

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先日、スタッフミーティングの最後に、
イギリスに留学されていた田頭先生のお話を聞く機会がありました。
田頭先生が医師になってから今まで歩んでこられた激動の人生について語ってくださいました。

英語が大嫌いだった田頭先生がどのように英語を勉強したかという話は、
英語ができないのに留学に興味を持っている僕に勇気を与えてくださいました。

僕は田頭先生に、「イギリスの医学教育」について質問しました。
イギリスでの学生の評価は、すべてポートフォリオで決まるそうです。
試験前になったら過去問を収集して、その傾向を分析して最短距離を突っ走ろうとする
勉強法じゃいかんなぁと感じました。
うちの大学でもポートフォリオを作るようには言われてますが、
僕は今まで手を抜いてました。ごめんなさい。これからはもうちょいまじめになります。

田舎者の僕は東京疲れしていて早く帰りたいと思っていましたが、
田頭先生の話は最後まで残って聞く価値が十分ありました。